2012年01月21日

やっと本焼きにこぎつけた

3日前から施釉して、やっと今日窯に火を入れる事ができた。
窯に火を入れるというと、薪窯の時の言いようかしら。
私の窯はガス窯なので、火を点ける?
でも、4年ほど前は、施釉に1日だった。
だんだん時間がかかるようになり、二日と半日くらいもかかるようになってしまった。
慣れて時間短縮ということならわかるが、まったく逆。
最後の作品を窯に入れる頃にはもう、クタクタ。

でも今日は晴れて本焼き。
温度管理だけで、あとは自由時間。ワクワク。
でも、地域(加子母)に配布している「かしも通信」の原稿の最終日。
ネタを考えるうちに一日はあっという間に過ぎてしまう。

途中にたのしい友達が寄ってくれたり、ご近所さんの有難い差し入れがあったり、たのしい事に誘惑されたりしたが・・
一日は速い。

友達がお土産に持ってきてくれた萱の実のあられ。


9時15分で1177度。
ねらしを入れると11時半くらいまでかな、今夜は。
無事に終わりますように。
  

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2012年01月15日

多治見から江南へ

新しい年が明けてもう半月が過ぎる。
時間が出来たので、久しぶりに多治見から春日井、江南へ回った。
すでにギャラリーも活動を始めている。
ギャラリーボイスで、牛田コレクション(多治見の共栄電気炉の所有作品という事だ)を見る。
ひとつ、ひとつ存在感の有る、土からどうしてこんな形が出来るの?という人間の技とは思えない現代陶芸が並んでいる。
学校の時の先生の作品も有り、こんな作品を作り続けたら、だんだんと、自分の魂と体の一部が無くなり、先生がいなくなってしまうのではないのかしら・・と思うほど、魂のこもった作品に思えた。

その後春日井の「岳」さんへ。
今年の9月にお世話になる予定だ。
今写真展をやっている知り合いに偶然に出会えて、よかった。
会社の社長さんということなので、わざわざ時間をとっていただくのもと思い連絡はしなかった。
彼の写真とメンタルな言葉に癒される。
大好きな山の写真や薪ストーブが赤々と燃えていて、ほっとする空間。
9月が楽しみだ。

江南は小さなカフェギャラリーで友達が作品展をやっていて、今日が最終日だったので寄ってみた。
すでに、搬出されていて、残念。
近くのギャラリー「数寄」でまたまた現代陶芸を。
完成度、表現方法、技、土の生かし方、教えられる事が多い。
逆立ちしても出来ない。

今年は躊躇せず、思い立ったら即座に行動に移そう。
まずは、昨年暮からかかっている仕事の本焼きを終わらせねば。


  

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2011年12月18日

佐川美術館へ

二回目になる。
一回目は20人ほどの団体だったため、ゆっくり出来なかった。
もう一度是非来たいと思っていた。
常設は平山郁夫と佐藤忠良と楽焼きの大家(笑)。

エントランスがとても素敵だ。
佐藤忠良の「エゾシカ」が水面を飛び跳ねている。
鹿の引き締まった筋肉が柔らかく見える。
水面を一ッ跳びに渡ろうとする瞬間のようで、緊張感があって素敵だ。
水の漣の中から立ち上がり、飛ぼうとする一瞬。
繊細で、力強くて、躍動感があって、思わず、無になって、見つめてしまう。
少しずつ、周りの漣のように感動が押し寄せてくる。
水は不思議だと思った。
漣は光を模様のように反射させる。
迫ってくると思うと、広がっていく。
そして、拡散したかと思うと集まってくる。
広大な湖の石の上に立つエゾシカは、今まさに飛ぼうとしている。







  

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2011年11月27日

みごとな白菜と大根

夕方玄関を開けるとなにか大きな物体が。
それはみごとな白菜が、行く手をさえぎっていた。
白くて太くて長い物は大根だった。
大根の肌は透き通って瑞々しい。
大根も白菜もこんなにも美しい物なんだと感激。
近くの友人が届けてくれたんだと後で分かった。
感謝、感謝だ。
2人世帯の我が家では今年の冬中食べても中分すぎるほどの量だ。

我が家の畑といえば、水菜や、春菊がやっと芽を出したくらい。
ここ連日の寒気でもう、今年は伸びないとおもう。
来春に期待しよう。


今朝は昨日ほど霜はなかった。
起きるのが遅いので、霜はすっかり消えて消滅しているのかもしれない。
近くの「ふれあいのやかた かしも」の仕事が入っていたので、9時に出勤。
玄関まえの冷たいコンクリートの上にすいっちょが。
しっかりした立ち姿で、晩秋の寒さに立ち向かっているいるようだった。

  

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2011年11月23日

笑えるっていいこと

昨日は久しぶりに春日井の陶房「えもなも]へ。
16年前に多治見の工業高校専攻科で一緒になった友人だ。
専攻科を卒業して、お互い小さな工房を構え、今日に至っている。
歳は私より8歳年上だ。
どちらかというと、環境的に似ているのではないかと思う。
大きな違いは、彼女はとても論理的。
話も理詰めだ。
雑学がある。というのか、いろいろ知っている。
私が一言しゃべる間に10回(言)くらいしゃべる。それも理論的に。
私などは口を挟む余地がないので、質問したくても聞き流す。
すると分からないことが積み重なってくるので、もうどうでもよくなってしまって、彼女の良く動く口元だけを見つめることになってしまう。
そうして食い違う私達だが、とても穏やかな楽しい時間を共有することができる。
昨日も良く笑った。
なにか良く理解出来ないのだけど、話していると涙が出るほど笑える、素敵な友人だ。
来年70歳になるという友人。
そろそろ、陶器作りから引退しようかと迷っている。

加子母も本格的な冬がもう目の前。
土も水道も凍る。
せっせと造って、真冬は窯を焚いてとヌクヌクと思っていたのだが・・・・・


  

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2011年11月03日

加子母の秋

だんだんと秋が里山まで降りてきた。
・・秋が降りて来る・・素敵な響きだと思う。
自然の残る里山で暮らしていればこそ感じられる季節の移ろい。
今年は暖かい日が多い。
257号線沿いに植えられたベゴニアも、まだまだ色鮮やかに咲き誇っている。
霜が降りてない証拠。
霜が降りると一瞬にして茶色になってしまう。
我が家に新しく、スウェーデン製の薪ストーブが置かれたが、なかなか出番がない。

でも、ふと見上げると里山の広葉樹は紅葉し、確実に秋は降りてきている。
今年は来春まで個展の予定が無い。
その分暖かい内に作品の素焼きまでやろう。
たくさん素焼きをして、雪の降る真冬は絵付けと本焼きに生を出そう。
いろんな遊びの誘惑がありませんように。



色鮮やかのベゴニア

  

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2011年10月29日

還暦クラス会

ついに還暦の歳になってしまいました。
あまり普段は意識することなく、まだ40代くらいの気持ちで過ごしています。
でも一通の葉書が届き、そうなんだ、60歳なんだと改めて自分の歳を確認。
千葉県生まれで、岐阜の山の中に暮らす私はなかなか同窓会なんかで千葉の相の浜までは行けません。
今までは。
今回は還暦。
これを逃したらきっともう中学生の時の人達には会えないでしょう。
まよいに迷って行く事にしました。

前日の夜11時まで地域のお祭りでお手伝い。
なんとか次の日は館山へ。
迎えのバスに乗って顔を見回すけど、おぼろげに昔の面影が・・・
誰も分からない。
四半世紀経っているんだからそれはしかたがない・・・>?

>・・・おめは、トコサのヨーコだっぺ?
>あーあ、てっちゃんだね?

昔話しには興味がないし、今の話しをしたいのに、あんまり皆今の事は言わない。
今の話をするときっと自慢話になると思って、しないのかな。
ほんとの事なら私は自慢などとは取らないのに。
カラオケで楽しむしかなく、時を忘れて唄って笑いました。

                            私の工房の裏のフェンネル畑
  

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2011年07月27日

なんて涼しい

加子母に嫁ついでなにが幸せか、夏ほど幸せな時はない。

年々、汗っかきになる私。
皮下脂肪が増え、動くたびに噴出すように汗をかく。
どうも遺伝もあるかもしれない。
母も姉も異常なほどの汗っかきだ。
陶器の勉強で学校へ通っていた時、学校は日本一暑いと言われる多治見にあった。
菊練をしていると、汗が額からポトポトと滴り落ちる。
髪の毛もぐっしょり。
外で会う人に、「どうしたの?シャワーでもあびてきたの?」ってしょっちゅう言われてしまった。

そんな私が加子母にいるかぎり、驚いたことに汗をかかないのです。
とても涼しい。
夜は16,7度まで下がると思う。寒くてちゃんと布団をかけてないと風邪をひいてしまう。
たぶん、加子母で生まれて育った方はこの気持ち良さはあたりまえかも。
房総の南端で育った私は、夏は湿気を含んだ潮風と照りつける太陽だった。
美味しい魚はいくらでもあったが、今は魚を我慢しても、吹き抜けるこの涼風を選んでしまう。
  

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2011年03月26日

多忙な4月

今年の4月は近年になく、忙しくなりそうだ。
愛知県春日井市の「喫茶 凛」さんで、手作り雑貨展。
4月1日~4月5日まで。
今年で三回目だが、袋物を作って出展される方がとても素敵な方で、誘われるとイヤと言えなくなってしまう。
でも、仕事が捗ろうがそうでなかろうが、時間は過ぎていく。
出来るようにすればいいと思っている。

ラジオを聴きながらの作業。
信じられないような震災のニュースがながれる。
こんなことをしていていいのか、出来ることはないのか考える。
キリスト教徒でもなんでもないけど、祈ること、節電すること、義援金を送ることくらいしか思い当たらない。
与えられたところで、一生懸命生きることも支援の一つかもしれない。

4月16日~30日まで。
名古屋メルサ栄本店でグループ展


  

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2011年02月27日

今年の幕開け

私の住んでいる地域にはまだ、婦人会という集まりがあります。
昔は、災害、火災、水害などあると率先して炊き出しをしたり、子どもやお年寄りの医療の普及のお手伝いなどを積極的にやっていました。
今はほとんどそんなことまでしなくても良くなったし、災害といってもそう起きてもらってもこまる。
会員同士の繋がりを大切にして、田舎でも疎遠になってしまう近所のお付き合いを続けていけたらという会になってます。
それはそれで意味のあることなので、他の地域ではほとんど婦人会がなくなっていく中で、加子母はそれを存続させていることに誇りさえ感じていたのです。

でもついに今年、私の住んでいる地域の会長さんが回ってきてしまったのです。
これは私にとってエライコトなのです。
同じ地域のお祭り当番と重なって、きっとその渦中になったらきっと、私はパニックでしょう。
今から案じられます。
この辺の料理が苦手、人の顔と名前が一致しない、時々考えられないミスをする、おしゃべりが苦手、話しているとつじつまが合わなくなるなど、いろいろ問題を自分の中にかかえています。

それに今年は仕事が忙しくなりそうなのです。
これだけ公の行事と自分の仕事を、どういう形で折り合いをつけて進めていくのか、自分でも楽しみな部分もあります。
が、今年は幕開けから暗雲におおわれています。

とにかく、加子母では無償で働く影の力があってなりたっていることは確かです。  

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2011年02月07日

二月の光

一年に二、三度ふんわりとしたボタン雪が降る程度の房総半島生まれの私にとって、加子母の冬は年々辛いものになる。
昨年の暮から今年にかけ雪は少なかったが寒さは厳しかった。凍み入るような寒さ。空気の冷たさ。そして、一月の寒に入り、ついにあたりは真っ白い雪景色になった。薄暗い空からとめどなく落ちてくる雪を見ながら作業場にこもる。
そんな日が四日ほど続いて、久しぶりに真っ青な空が広がり風が凪いだ日、少し歩く。コンクリートの塀に、七十cmくらいに伸びたつららがたくさんぶら下り、とがった先から絶え間なく雫が落ちている。そう、もう二月は目の前。
何回か冬を越して分かった事がある。二月は寒いだけの月ではない。陽の光が力を増し、雪雲が上がって青空がのぞいた時、差し込む光には凍りを溶かす強さを感じる。
二月は光の春。
つららの先に光が当たって、また雫が落ちた。
  

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2010年12月05日

ゆきんこ

今年も11月の始めに雪ん子を見つけました。
急に寒くなった日、時々音を立てて落ちてくるほう葉の木を見上げていると、なにか目の前に白いものがフワリ、フワリと。えっー、もう雪ん子?!
雪虫、綿虫、しろばんばとも呼ばれているこの虫は、アブラムシの仲間で、本名はトドノネオオワタ虫というそうです。北国では雪の妖精といわれているように、寒くなると出てきて、雪を運んでくるといわれています。
近くの友人との会話。
「そういえば、雪ん子見たよ。」
「見た、見た。もう5日前に見たよ。」
「高いところはやっぱり早いんだね。」
そんな会話の出来る山の冬の暮らしが、何年たっても新鮮で、昔話しの中にいるような暖かさを感じます。

雪ん子を見た5日ほど後の良く冷えた朝、雪で薄っすらと白くなった唐塩山がみえました。



今年も岐阜市で個展を予定しています。
ギャラリー「陶すい」
12月7日~18日
am10~pm8
  

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2010年10月31日

町田のギャラリー絵舞遊

今年も町田ギャラリー絵舞遊さんで個展をしました。
今日が最終日です。終わってしまった事を書くなんてと思うのですが、なかなか時間がとれず間に合うようにはいつものことながら載せれません。
10月の20日からでした。
今回もバタバタの中なんとか間に合って、車で町田に向かいました。
そうそう、前日に加子母を出て、湯河原の知り合いのギャラリーに寄ってからという事になり中央道から箱根に向かい奥湯河原に着きました。ゆこゆこネットで予約した「奥湯河原ひばり荘」というこじんまりとした旅館に入り、一休みしてから友人のギャラリーへ。
お会いした時のお話がいつも謙虚なんです。
「小さなギャラリーなのよ。だからあんまり人も来ないし、売れなくて申し訳ないわ。」とか、
「山の中なんでね、加子母とそう変わらないわ」
とおっしゃるので、ほんとうにそうかと思いきや、とても素敵なところで感激でした。
秋は、裏山の箱根の山々が黄金色に染まり、みかんが色付き、テラスが付いた広い窓からは相模湾が一望出来る素晴らしいところでした。
住まいを兼ねたギャラリーは雑誌に出てくるような空間で羨ましいの一言。
今度来る時は夕食に素敵なフランス料理のお店に案内するからね、そういう予定で来てねというお言葉に感謝してギャラリーをあとにしました。
個展作品の一部を載せます。



  

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2010年10月02日

中日新聞、東京新聞の社説に載る

ちょっと、古い話しになってしまうのですが、9月20日の敬老の日の、中日、東京新聞の社説に加子母の記事が載りました。
加子母で長く生きてきたお年寄りの、知恵やくらしを次の世代に残そうという私達の活動が取り上げられたんです。
きっと、この聞き書き活動は広く行われていると思うのですが、大変な作業でした。
一番むつかしいことは、話し手と聞き手の信頼関係作りでしょうか。
話し手が聞き手を信頼しなかったら、生き生きとした人生が聞かせてもらえません。
何度も話し手のところへ通い、その人を知るというところからはじまります。
長い時間をかけ聞いたお話を、パソコンに立ち上げるという作業は時間のかかる作業でした。
そうやって出来上がった「加子母人」-加子母村に生きてきた人たちの人生ーの中に書かれた一行一行は
心響くものになりました。
 
とても嬉しく加子母に住んでいることが誇らしく思えます。

  

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2010年06月01日

高槻の個展に向けて

毎年、高槻市にあるギャラリーやまぼうしさんで個展をさせていただいている。
今年も6月21日からの予定だ。
でも作品が無い。どうしよう!
かなりの時間があったはずなのに、直前になってあわてふためいている。
もう、この後に及んでじたばたしても始まらない。
とは分かっていても冷静になんかしてられない。
最大限努力してみるのが作り手としての誠意だろう。
あと半月。
なんとかなるだろうという、いつもの行き当たりばったりの私が頭をもたげる。

加子母が冬だったころ、まだ雪と静けさがあたりを覆っていたころ作った陶人形。
ストーブの前で、凍るような磁器土を丸めて伸ばし、丸めて伸ばし、外の雪を眺めながら作った人形。
今やっと本焼きの窯から出てきたが、磁器土の白と還元焼成で焼き上げた透明釉のほの青い色合いが
冬の寒さを思い出させた。

  

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2010年05月15日

久しぶりの多治見

私が初めて「陶芸」と出会い、自分を表現する方法を学んだ町が多治見だ。
 
私達が住んでいたのは、多治見市坂上町。
小さな公務員宿舎だった。
子どもが生まれ、周りの人達に恵まれ、人生の一番輝いていた20年をそこで過ごした。
小学校から帰ってきて「おかえり」と言って、おやつの焼き芋を子どもの手に握らせてくれるのは
お隣のおばさんだった。
今日の夕食は手打ちうどんにしようと言って、材料全部用意して、打ち方まで手取り足取りして教えてくれたのも
近所のおばさん。その夜の夕食には天婦羅まで届いた。
おばさん達だってけっして裕福ではなく、陶器の絵付けの仕事で食べていた。
周りにあったのは暖かいおせっかい。
20年以上そこに住んで私達は加子母へ帰った。

今日久々に坂上のおばさんの家に立ち寄った。
私達を迎えてくれたのは、嫁いだおばさんの娘とだんなさん、仲の良かった近所の友人。
おばさんのお嫁さん。
そして、変わらない笑顔とおしゃべりと、「急だったんでなんにも用意出来なくて」って言って取ってくれたお寿司と。
おじさんが入院して楽ではないことが充分分かるのに、おばさんの暖かい気持ちがうれしい。

今私達が、おばさんと出会った歳くらいになって、ふっと思う。
私はおばさんの足元にも及ばない。
いつも自分のことしか考えなく、おばさんが私達に与えてくれた愛情の100分の1もお返ししていない。



  

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2010年04月17日

おきな草

 定年退職した友のために、仲間の1人が小さな花束を
作ってくれた。生き生きとした緑は、畑にあった歯ごた
えのありそうなミズ菜。たんぽぽの黄色にピンクがかっ
た桜の小枝、そしてチューリップに忘れな草。心のこも
ったかわいいブーケだ。
 その中に場違いのように気品のある花が2輪。産毛の
中に濃い紫色の花弁がうつむいている。おきな草!?
「可愛いい花でしょ。大好きなの。でも花が終わると、
白いひげが出てきておもしろいのよ。」と友が言った。
その言葉どうり、花の後の白い毛が、老人の白髪のよう
に見えることから「おきな(翁)草」と言われるという。
絶滅危惧植物に指定されている貴重な山野草だ。
 おきな草の入った、手作りの豪華な花束も、自然豊か
な里山だから出来るもの。友の顔が花束の中で、微笑ん
だ。             
  

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2010年02月21日

春よ来い

今年はいつまでたっても春の足音が遠い。
一昨年は1月の後半に福寿草が咲いていたのに、今年は見ない。
身を切るような冷たい空気が加子母を覆っている。

ひな祭りも加子母は一月遅れの4月3日。
だから加子母の雛人形はまだまだ眠りの中


この雛人形は温泉で有名な下呂市の竹原文楽の人形師、洞奥一郎さんが
自ら製作したみごとな雛人形だ。
加子母で一番に目を覚ました雛達。部屋中に春を振り撒いて。

3月の作品展
16日~26日
「そばちょこ展」
ギャラリー絵舞遊
町田市

  

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2009年11月07日

風工房のしごとⅨ

今年で9回目の「風工房のしごと展」です。
今年もお会いできるかしらなんて思いながらDMに宛名を書いています。
一年は早い。
年々勢いをつけて過ぎていき、作品を作る気力はだんだん衰え遅くなっていく・・

今回はDMの写真に使った「しずく」という作品に全力を使い切ったっていう感じ。
高さは60センチほどだが、普段食器がほとんどなのでかなりの体力と気力を使った。
やはり私の分野ではないかも。
でも出来上がった時の爽快感は食器とは比べられないものが。
使うという目的は無いので、あくまで自由でいい。
どんな紋様でもいい。
ひも造りだからどんな形にもなる。
心の思うままに作っていったらどんな形になるだろう。
自分の心が見えてくるかも。


「風工房のしごとⅨ」
談話室 陶すい
11.17(火)~28(土)
日、月 定休日
10:00~20:00
岐阜市岩地1丁目5-17
058-240-2334
  

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2009年10月27日

秋本番

加子母も秋色一色になりました。
257号線沿いの桜は茶色で、いつもよりきれいじゃないように思うのですが気のせいかしら。
加子母は山が手入れされ、植林されている部分が多いため、紅葉の見れるところが少ないのです。
それでも山の上の方は赤や黄色に色づいています。
山桜や、うわみず桜の透きとおったような薄いピンク色も優しげでいいですね。
先日、おもしろい植物を見つけました。
「マムシ草」。
花は初夏に咲いて、その花にマムシと似た模様があることと、鎌首を持ち上げたような格好をしているからそんな名前が付いたとか。
今回はその実。
不思議なんです。
小さい実の固まりで、キウイを平たくしたような大きさです。
色が真っ赤。
また小さな実の半分が真っ赤で、下半分が緑なんていうのも。
自然ておもしろいものをつくるんですね。
マムシのような存在感があるんです。



  

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